経理・財務機能の業務

 経理・財務機能の業務は、大きくは3つです。出納業務(回収・支払い)、業績報告(申告含む)、資金や資産を管理(計画含む)する業務です。一部従業員の税金申請や納付等の人事機能で行うべきか経理・財務機能で行うべきか悩ましい業務もありますが、ここでは税金に関する業務としてこちらにも記載します。
 経理・財務の業務は毎月の業務、年に数回のみの業務、臨時の業務に分けることが出来ます。

年に数回のみの業務

 ・年末調整(12月)と給与等支払調書の提出(1月)
 ・固定資産税の申告(1月)と納付(5・7・10・1月、自治体により差異あり、またまとめ納付可能)
 ・法人税等及び消費税の申告(原則決算月の2ヶ月後、延長制度あり)と納税(同時期または中間納税制度あり)
 ・予算や資金繰り計画の作成(決算月の3ヶ月程度前から開始することが多い)
 ・在庫や固定資産の棚卸(実施は現場部門で行い、立ち合いや確認を行うことが多い)
 ・会計制度の再設計(組織や会計制度の改定に伴う)

月次(月間)の業務

 ・回収管理(売上締め、請求書発行、入金確認、回収消込、債権管理)
 ・支払管理(支払締め、請求書確認、送金処理、債務管理)
 ・経費精算(証票チェック、送金処理)
 ・源泉所得税・住民税の申告と納付
 ・仕訳入力
 ・原価計算
 ・財務諸表(業績管理資料)の作成と報告
 ・取引先の信用調査
 ・税務課題への対応
 ・投資の検討や管理

 細かくすると大量な業務ですので、ここではこれくらいにまとめておきます。経理業務はまだまだ手作業でやっていることが多いため、まずは回数やルートを減らすこと、システム化・電子申請・自動引落などを活用することで効率化は可能です。また、属人化してしまっていることも多いため、本当に必要な(価値ある)業務なのかを見定め、マニュアル化や簡素化をすることも重要です。

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