ビジネスフローから考える業務構築
ビジネスは原則、価値(モノ・サービス)を創造・提供し、対価(金銭など)を得ることの循環ですが、フローを細分化しながら、各手順で必要な業務を構築していきます。
第1段階の細分化は、フロントオフィスとしての開拓・開発 → 販売 → 購買・製造・支払 → 回収のフローと、バックオフィスとしての各管理(業績・資金・設備・人材・情報など)です。事業規模や組織規模によって各管理の内容は異なりますが、大きくはこのようなフローになると思います。

第1段階で細分化した後にさらに手順ごとに細分化し、取引規模や組織規模によってはシステム化が必要なのか、マニュアル化のみすれば良いのか、そもそも不要な手順なのかを検討していきます。
例えば、販売の手順では、各々が紙ファイルで保存していた顧客データを電子化する、あるいは名刺管理ソフトなどのシステムを活用して、共有や進捗管理をしやすくする。
支払いの手順では、紙でのやり取りしていたものをデータのやり取りやシステム化をしたり、さらにはRPAなどの自動化をしたりします。
人材管理の手順では、例えば採用時の労働保険の手続きをハローワークや労働基準監督者に出向いて行っていたものを電子申請で済ませるようにしたりします。
業務をフローから細分化していくと、業務の手続きが見えてきて、何をするのが良いのかわかりやすくなりますので、検討してみてください。業務を点で捉えると、抜け漏れや要不要が分かりにくいですが、フロー化すると判断をしやすくなります。



